米をつくる 米でつくる (岩波ジュニア新書)
この本は、米に関するあらゆることを書いています。 稲という植物の歴史、植物学的に見た場合などが第一章にあります。 後の展開では、酒や味噌を米によっていかに加工するか、苗を植えてからの育て方、刈り方、家庭に届くまで。米で作ったパンについても紹介しています。 本書全体を貫くのは著者の米に対する強い愛情です。米こそが日本人の食の基本で、そして飯以外にも酒、味噌、糊、綱にも使われることを述べています。そう考えてみると、日本人の歴史は米というものとの付き合いの歴史とも言えそうです。著者の米への強い愛情が時に、オーバーに聞こえるときがないわけでもないのですが、日本人にとっての米の重要性を再度きづかせてくれます。 歴史に関わるものとして、この本をきっかけに日本と米との付き合いについても考えるべきことがあるのではないかと感じさせてくれました。
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